『コントロール』と『痛み』

今回は記事「動物園の動物と『痛み』改善のヒント」の続きです。

「動物園の動物には
 相当なストレスが
 溜まっている」

「動物園の動物の多くは、
 檻からの脱走を試みる」

「この動物園の動物の行動に、
 腰痛、股関節痛、膝の痛みなどの
 『痛み』改善のヒントが隠されている」

と前回の記事でお話ししました。

この動物園の動物に生じている問題は
何なのか??

それは、
「状況を自分で
 コントロールできない」

ということです。

コロンビア大学の
シーナ・アイエンガー教授の著書、
「選択の科学」によると、
この状態そのものが、
動物にストレスを引き起こすとのことです。

この著書には、
次の研究が紹介されています。

ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジの
マイケル・マーモット教授が、
数十年に渡って行っている研究プロジェクト、
「ホワイトホール研究」。

この研究では、
選択の自由度に対する認識が
(状況を自らコントロールできるかどうかが)、
健康に大きな影響を及ぼすことを、
実証しているそうです。

これは、
単に“コントロールできる権利”を
持っているかどうか
ということではありません。

会社で言えば、
平社員より重役の方が
仕事をコントロールする権利は持っていますが、
重役の方が健康ということではありません。
平社員とか重役という地位は関係ありません。

要は、
「自らコントロールできる」
と感じている人の方が、
健康状態が良いとのことです。

困難な状況であっても、
「自分の力で何とかする」
という気持ちを持っていれば、
より健康で幸せな日々を
送ることができるとのことです。

そして、
困難な状況を
不可抗力のせい、
何かのせいにする人は、
自分次第で何とでもなると信じている人に比べて、
うつ病、薬物依存、虐待関係に陥りやすく、
心臓発作が起きても助かる確率は低く、
免疫力の低下、ぜんそく、潰瘍、
頭痛、腰痛、関節炎に
悩まされやすいとのことです。

したがって、
動物園の動物のように、
長期間ストレスにさらされて、
「状況を自分で
 コントロールできない」
と感じている人は、
股関節、腰、膝の痛みなどの『痛み』に
悩まされやすいということです。

つまり、
股関節、腰、膝の痛みなどの『痛み』は、
身体の組織そのものの問題だけではなく、
心理状態、精神状態も、
大きく関わっているのです。

みなさん、
この『動物園の動物』のことも少し意識しながら、
『痛み』改善に取り組まれると、
良いと思います。(^^)/

 
 
※この記事は、
 『Feuno』オフィシャルブログ
 「股関節、腰、膝の痛みで、人生バラ色!」に
 2014年11月22日に投稿したものです
 
 
股関節、腰、膝の痛みセラピー
セラピーサロン『Feuno(フーノ)』名古屋
ふなこしのりひろ