肩甲骨の骨折の痛み

私は急性期病院にも務めていますが、
そこには様々な怪我や病気をされた患者様が
入院していらっしゃいます。
 
 
私が担当させて頂いている患者様に、
仕事中に2階建ての家の屋根から転落して、
様々なところを骨折してしまった方がいます。
 
 
この方は、
骨折してから3週間後ぐらいに、
ある病院からリハビリ目的で、
私の勤務先の病院へ
転院されてきました。
 
 
30代の男性です。
 
 
骨折したところは、
左の肩甲骨、
左の肋骨、
椎骨(背骨)、
左の坐骨です。
 
 
手術はせずに、
そのまま骨がくっつくのを待つ、
保存療法を行っています。
 
 
しばらくは、
ベッドで寝たきりの生活でした。
 
 
転院してきた当初は、
左の肩甲骨の辺りに
強い痛みを訴えていました。
 
 
ベッドで横になっているだけでも
痛いようでした。
 
 
転院してきてから2週間後ぐらいに、
ようやくベッドに腰掛けれるようになりました。
 
 
そのとき、
左腕を本人の力で
上に上げてもらったのですが、
左の肩甲骨の辺りの痛みのせいで、
90°(水平の位置)ぐらいまでしか
上げれませんでした。
 
 
そして現在、
骨折してから2ヶ月半ほど経ちます。
 
 
同じように左腕を上げてもらうと、
170°ぐらい(ほぼ垂直の位置)まで
上がります。
 
 
170°ぐらいになると、
少し痛みが出るようです。
 
 
腕を動かすとき以外は、痛みはほとんど出ません。
 
 
この方のリハビリを担当してからの2ヶ月弱、
肩甲骨の痛みに対して私がしてきたことは、
痛みに関わっていると思われる筋肉を揉みほぐすことと、
肩をストレッチすることしかしていません。
 
 
たったそれだけしかしていないのに、
①痛みが消えていき
②腕が上がる

ようになりました。
 
 
私は毎日のように、
筋肉を揉みほぐす前と後、
またはストレッチをする前と後での、
腕の上がり加減を確認しています。
 
 
そして、
ほとんど場合、
揉みほぐした後は、
痛みが軽くなり、
腕が高く上がるようになっています。
 
 
この患者様からも、
「あれ?全然痛くないっす!肩が軽くなりました!」
とよく言われます。
 
 
今回の記事で私が言いたいのは、
「骨折といえども、痛みの原因は筋肉にある!」
ということです。
 
 
痛みの原因が骨にあるなら、
筋肉を揉む前と後で
痛みの強さは変わらないはずです。
 
 
このように、
筋肉に対する処置を行うと、
痛みが改善することは、
私の経験上とてもよくあることです。
 
 
みなさんの中には、
痛みの原因の優先順位として、
『関節』、『神経』、『骨』、『靱帯』が先に来て、
『筋肉』は最後の方になっている方も
多いのではと思います。
 
 
もっと言えば、
痛みの原因として
『筋肉』が
全く頭に浮かばない方も
いるかもしれません。
 
 
しかし、
私が痛みについて勉強した知見や、
私の臨床経験からすると、
長引く痛みの原因の多くは、
筋肉にあると思います。
 
 
そして、
例外的に、
関節、骨、靱帯などが、
痛みの原因となっていることが
あるのだと思います。
 
 
みなさんには、
長引く痛みに対するイメージを
変えて頂きたいと思っています。(`ヘ´)/
 
 
痛みの原因は、
「まずは筋肉、そしてその他!!」
です。(^^)/
 
 
※この記事は、
 『Feuno』オフィシャルブログ
 「股関節、腰、膝の痛みで、人生バラ色!」に
 2013年3月5日に投稿したものです
 
 
股関節、腰、膝の痛みセラピー
セラピーサロン『Feuno(フーノ)』名古屋
ふなこしのりひろ