「慢性痛」は脳の誤解3~レーザーポイント、熱刺激~

今回は記事「「慢性痛」は脳の誤解2~回転人影、ブーバ/キキ~」に引き続き、
3月1日(日)に開催された
「第24回愛知県理学療法学術大会」
紹介されていた、
「慢性痛」に対する知見を
ご紹介していきます。
(^^)/

5.どのような影響があるか知らず
  レーザーポイントを当てられると
  痛みを感じる

 DSC_2394.jpg

写真:レーザーポイント

  ※ちなみに、これは私が使っているレーザーポインターです

 レーザーポイントとは、
 プレゼンテーションで良く使われる道具で、
 レーザー光線でスクリーンに「赤い点」などを映し、
 図などを指し示すものです。

 人体に害があるかどうか知らせずに
 レーザーポイントを人に当てるとき、
 当てられる人は、
 恐怖を感じます。

 そして、
 実際に当てられると、
 『痛み』を強く感じるそうです。

 これは、
 恐怖感や不安があると、
 『痛み』が生じやすく、
 『痛み』が強くなる
 ということを意味しています。

 『痛み』があって病院で診てもらっても、
 「検査の結果、悪いところは見当たりません。
  原因が分かりません。」
 と言われたとき、
 その『痛み』が強くなった経験は
 ありませんか??

 これは、
 「お医者さんでも分からない何か大変なことが
  自分の体には起こっているのでは!?」
 と恐怖や不安を感じているために起こる現象です。

 このような恐怖や不安を
 感じないようにするためには、
 主に次の方法があります。

 A.『痛み』について詳しい人に
   納得できる説明をしてもらう

 B.『痛み』について勉強する

 C.楽観的になる

 恐怖や不安は、
 正体が分からないときに生じます。

 恐怖や不安は、
 『痛み』解決にとって、
 全くの邪魔者です。

 このような方法で、
 『痛み』の正体を知り、
 楽観的になって
 『痛み』を気にしないようにすることを
 お勧めします。
 (^^)/

6.与えられる刺激が同じでも
  予測によって痛さが変わる

 次のような実験が行われました。

 被験者に対して、
 2回ランプを点灯させ、
 2回目の点灯後に
 熱刺激を与えます。

 このとき、
 1回目のランプが点灯して
 1秒後に2回目が点灯したときに
 48℃の熱刺激を与え、
 2秒後に2回目が点灯したときには
 50℃の熱刺激を与えます。

 当然50℃の方が、
 熱くて痛いです。

 これを
 しばらく交互に続けます。

 そして、
 被験者に気づかれないように
 熱刺激を交代させます。

 1秒後に点灯したときに
 50℃の熱刺激を、
 2秒後に点灯したときに
 48℃の熱刺激を与えます。

 すると、
 被験者は、
 48℃の熱刺激を与えられたときの方が
 熱くて痛いと感じたのです。

 つまり、
 熱刺激の熱さそのものよりも、
 「2秒後に点灯したときに
  熱い刺激が与えられる」
 という先入観によって
 熱さと痛みを感じているのです。

 したがて、
 「椅子に座ると腰が痛い」
 という先入観を持っていると、
 実際に椅子に座るときに
 腰が痛くなる可能性が
 高くなるのです。

 できるだけ
 このような先入観は
 持たないようにしましょう。
 (^^)/

つづきは記事「「慢性痛」は脳の誤解4~偏食、錯覚~」で!

 
 
※この記事は、
 『Feuno』オフィシャルブログ
 「股関節、腰、膝の痛みで、人生バラ色!」に
 2015年4月5日に投稿したものです
 
 
股関節、腰、膝の痛みセラピー
セラピーサロン『Feuno(フーノ)』名古屋
ふなこしのりひろ