『痛み』と『糖尿病』②

糖尿病運動療法2.jpg

写真:勉強会で使用したスライドの一枚

前回の記事「『痛み』と『糖尿病』①」に引き続き、
『痛み』と『糖尿病』について
お話ししていきます。

早速ですが、
『糖尿病』の恐ろしさは、
その多様な合併症にありますが、
それらの根本的な原因は
ある一つことなのです。

それは、
血管の障害です。

『糖尿病』になると、
血管の弾力性が失われ、
血管が障害されていきます。

血管が障害されると、
血流が悪くなります。

血流が悪くなったところより先にある細胞は、
酸素や栄養を受け取ることができず、
正常な機能を保つことができなくなります。

そして、
様々な異常が
起こっていきます。

この血管の障害は、
血管が細ければ細いほど
起こりやすくなります。

つまり、
細い血管が集中しているところに
合併症が起こりやすくなります。

その細い血管が集中しているところが、
神経、目の網膜、腎臓なのです。

したがって、
神経障害、網膜症、腎症が、
起こりやすくなるのです。

さて、『痛み』と『糖尿病』の関係ですが、
合併症によって神経が障害されると、
神経は異常な活動をします。

その異常な活動によって、
『痛み』を感じることがあるのです。

「ひりひり」、「じんじん」、
「チクチク」、「ズキズキ」といった、
『痛み』を感じます。

神経障害は、
神経線維が長いほど起こりやすいので、
この『痛み』は、
手や足の先の方によく起こります。

この状態を放置しておくと、
逆に『痛み』が消えていきます。

これは、
神経が完全に機能を失い、
麻痺してしまうためです。

『痛み』を感じなくなって
楽になるのは良いのですが、
その反面、
怪我をしたりしても
それに気づかなくなります。

例えば、
血流障害で足先が腐っていっても、
それが分からず、
気づいた時には、
「脚を切断しないといけない」
という状況になったりします。

以上のように、
『糖尿病』は『痛み』と
大きく関係しています。

『痛み』は、
あればあったで辛いですが、
なければないで
これまた大変なことになります。

腰痛、股関節痛、膝の痛みも、
実は身体を守るために起こる
ありがたいものでもあるのです。

この『痛み』の意義も意識しながら
『痛み』に向き合うことも
大切だと思います。(^^)/

 
 
※この記事は、
 『Feuno』オフィシャルブログ
 「股関節、腰、膝の痛みで、人生バラ色!」に
 2013年3月5日に投稿したものです
 
 
股関節、腰、膝の痛みセラピー
セラピーサロン『Feuno(フーノ)』名古屋
ふなこしのりひろ