理想的な動作とは

10年ほど前から、
日本の医療では、
「根拠に基づいた医療
 (EBM:evidence-based medicine)」
を重視するようになっています。

EBMとは、
「数多くの確実な
 臨床試験で有効性の根拠が
 はっきりしている薬や治療法を
 用いる医療」です。
(コトバンクより)

この流れを汲んで、
リハビリの世界でも、
「効果があるとされる
 科学的根拠に基づいて
 リハビリを行う」ことが、
重視されています。

“科学的根拠”とは、
科学的な研究によって、
明らかにされたことです。

リハビリでの研究は、
人の動作を調べたりします。

その中で、
正常な動作がどういうものかを
研究するとき、
「健常者」といわれる人々の
動作が調べられます。

その結果から、
正常な動作の基準が
作られます。

そして、
リハビリでは、
その正常な動作と比べて
異常な動作となっていれば、
それを改善するように
介入していきます。

さて、
正常な動作の基準となる
「健常者」ですが、
どういった人々なのでしょうか??

彼らは、
その時点で、
「病気や怪我がなく、
 その動作を行うにあたって、
 何の障害も持っていない」
という人々です。

つまり、
「健常者」の動作は、
「特に障害のない人の動作」
ということであって、
「理想的な動作」とは
限らないということです。

「健常者」の中には、
「理想的な動作」の人もいれば、
「理想に反する動作」の人もいるからです。

研究対象となる「健常者」の動作は、
ただ単に、
「健康な人の平均的な動作」
ということです。

もしかしたら、
「理想的な動作」は、
「健常者」の動作とは
全く異なっているかもしれません。

ここでおたずねします。

ある動作ができない人が
目指すべき動作は、
「健常者」の動作でしょうか??

そうではありませんよね。

「理想的な動作」を
目指すべきです。

まとめますと、
現在のリハビリの世界では、
EBMだけでは、
適切なリハビリを
行えない場合があるのです。

ただ、
将来的に、
「理想的な動作」がどういうものか、
科学的な根拠を得られれば、
EBMの有効性は、
著しく高くなると思います。

股関節、腰、膝の長引く痛みに
お困りの方は、
「健康な人の平均的な
 立ち方、歩き方」ではなく、
是非「理想的な立ち方、歩き方」を
身につけて下さい。

そうすれば、
『痛み』は和らいでいくと思います。
(^^)/

 
 
※この記事は、
 『Feuno』オフィシャルブログ
 「股関節、腰、膝の痛みで、人生バラ色!」に
 2015年1月8日に投稿したものです
 
 
股関節、腰、膝の痛みセラピー
セラピーサロン『Feuno(フーノ)』名古屋
ふなこしのりひろ