背骨の変形と痛み

今回は、まずこの写真をご覧下さい。

 

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この写真の方は、
私が勤務している病院に
入院している患者様です。
 
 
80代の女性です。
 
 
みなさん、
この写真を見て、
どう思われますか??
 
 
「背中が痛そう・・・」
「ヘルニアになって足腰が痛いに違いない」
「歩けるのかしら??」
 
 
こう思われる方も
いらっしゃるかもしれません。
 
 
しかし、
この患者様、
痛みは全くありません!!
 
 
そして、
杖なしで歩けてしまいます!!
 
 
この方は、
大腿骨頚部骨折で入院され、
人工骨頭置換術という手術が
施行された方です。
 
 
簡単に言うと、
脚の付け根が折れて、
そこを人工のものに交換したのです。
 
 
背骨の変形で入院したのではありません。
 
 
手術から数週間後、
手術をしたところの痛みはなくなり、
杖など使わずに歩けます。
 
 
仕事で和裁をしていたそうで、
このように背骨が曲がっていってしまった
とのことです。
 
 
みなさん、
「脊柱管狭窄症」という言葉を
ご存知でしょうか??
 
 
これは、
脊髄や馬尾神経が通っている、
背骨にある脊柱管が細くなり、
脊髄や馬尾神経が
骨に圧迫されて生じる疾患と
されています。
 
 
これが生じると、
痛みやしびれなどの、
様々な神経障害が発生すると
されています。
 
 
腰椎すべり症や腰椎分離症が
原因になったりします。
 
 
腰椎椎間板ヘルニアも、
病態としては
脊柱管狭窄症と
同じようなものです。
 
 
もう一度この患者様の写真を
見て下さい。
 
 
明らかに背骨が変形しています。
 
 
X線画像(レントゲン写真)を撮っていないので
正確なことは分かりませんが、
この大きな変形は、
脊柱管の大きな狭窄が想像できます。
 
 
しかし、
痛みもなければ、
神経症状もありません!!
 
 
つまり、
程度にもよるのでしょうが、
多少の脊柱管の狭窄では、
それによる脊髄や神経の圧迫が原因の症状は
発生しないということです。
 
 
この患者様のような、
大きな変形があってもです!
 
 
ましてや、
生理学的に痛みが発生することは
まずありません。
 
 
神経は圧迫されても
痛みは生じません。
 
 
私がみなさんに知って欲しいのは、
脊柱管狭窄症、
腰椎すべり症、
腰椎分離症、
腰椎椎間板ヘルニア、
どれも痛みの原因とは考えにくい
ということです。
 
 
そして、
手術は思いとどまって欲しい
ということです。
 
 
手術をすることによって、
正常な機能が失われて、
新たな障害が生じる可能性があります。
 
 
最後に、

この患者様の歩いている動画をご紹介します。

 
 
しっかり歩かれていますね!(^o^)/
 
 
このように背骨が大きく曲がっている方は、
畑仕事をしているお年寄りに
よくみられますよね。
 
 
車でドライブしていると、
このような姿勢でも
元気に畑仕事をしている方を
よくお見かけます。(^^)/
 
 
みなさん、
背骨の変形は、
長引く痛みの原因ではありませんよ~!!
 
 
※この記事での写真や動画は、
 患者様ご本人に掲載の許可を頂いております
 
 
※この記事は、
 『Feuno』オフィシャルブログ
 「股関節、腰、膝の痛みで、人生バラ色!」に
 2013年3月20日に投稿したものです
 
 
股関節、腰、膝の痛みセラピー
セラピーサロン『Feuno(フーノ)』名古屋
ふなこしのりひろ