障害受容について・・・

勤務先の病院では、
様々な疾患の患者様と
関わらせて頂いています。
 
 
そして、
様々な“嘆きの声”を耳にします。
 
 
先日、
脳梗塞によって半身が麻痺してしまった方が、
病室で涙しながら
次のようなことを言われていました。
 
 
「こんな身体になってしまって、
 情けない。
 
 
 一人で歩くことも出来ない。
 
 
 みんなから
 「身体が不自由な人の気持ちが
  分かるようになったから良かったのよ」とか、
 「まだ話ができるだけ良かったじゃない」とか
 言われるけど、
 ちっともそうは思えない。
 
 
 みんな私を慰めようとして
 言ってくれているのだと思うけど、
 どんな声をかけていいのか分からないから
 そう言っているのだろうけど。。。」
 
 
脳梗塞になると、
自分の身体が、
ある日突然
動かなくなってしまいます。
 
 
これまで出来ていたことが
出来なくなってしまいます。
 
 
このショックは、
同じことを経験していない者にとっては、
とても計り知れません。
 
 
いや、
同じことを経験していても、
人の感じ方は様々なので、
とても計り知れないでしょう。
 
 
まわりの人は、
慰めようとして、
良かれと思って
様々な励ましの言葉を送ります。
 
 
「この状況を受け入れよう」、
「気持ちを切り替えよう」、
「逆に良かった」、
「人の気持ちが分かるようになったのでは」など。
 
 
しかし、
当の本人は、
これらの言葉に対して、
ピンときません。
 
 
どこか疎外感を感じてしまいます。
 
 
本人の願いは、
「元の身体に戻りたい!」
という一点なのです。
 
 
いずれ時が経てば、
元の身体には戻れないことを
諦めながらに受け入れ、
これらの言葉も
聞き流せるようになれることも
あるそうです。
 
 
しかし、
「できることなら元の身体に戻って欲しい」
という気持ちは
あり続けるのではと思います。
 
 
このように、
背負ってしまった障害を受け入れることは、
なかなかできません。
 
 
これは、
仕方のないことなのです。
 
 
つまり、
障害を無理に受け入れる必要はない
ということです。
 
 
自然と自分の気持ちに整理がつくまでは、
揺れ動く心に身をゆだねていれば
良いのだと思います。
 
 
私に苦しい胸の内を話してくれた脳梗塞の方が、
いち早く気持ちに整理がつき
楽に生きられるようになることを、
願ってやみません。
 
 
※この記事は、
 『Feuno』オフィシャルブログ
 「股関節、腰、膝の痛みで、人生バラ色!」に
 2013年10月23日に投稿したものです
 
 
股関節、腰、膝の痛みセラピー
セラピーサロン『Feuno(フーノ)』名古屋
ふなこしのりひろ