ストレッチと痛み

みなさんの中には、
こわばって痛みがある筋肉、
慣れない運動後に生じる筋肉痛がある筋肉などに対して、
「“ストレッチ”をすると良いよ♪」ということを
聞いたことがあるかもしれません。
 
 
しかし、
ストレッチをしてさらに痛くなってしまった、
なんていう経験はないでしょうか??
 
 
実は、私にはあります。(^_^;)
 
 
1年前に股関節を痛めているとき、
硬くなっている筋肉を
ストレッチして軟らかくすれば、
痛みが軽くなるんじゃないかな~と思い、
痛いのを我慢して
一生懸命ストレッチをしました。
 
 
すると、
筋肉は軟らかくなるどころか、
さらに硬くなり、
痛みも強くなりました。(>_<)
 
 
「痛くてもストレッチを続けていれば、
 そのうち楽になるかもしれない!」と気合を入れて、
何日間かストレッチを続けました。
 
 
しかし、
その甲斐なく、
筋肉は硬いままで
痛みも強くなるばかりでした。(>_<)
 
 
やればやるほど痛くなることに
虚しさを感じ、
ストレッチはやめてしまいました。(^_^;)
 
 
「こわばっている筋肉は、
 “ストレッチ”をすると良いよ♪」
 
 
この言葉は、
ただの迷信なのでしょうか??
 
 
本当のところはどうなのだろうと思い、
少し調べてみました。
(^^)/
 
 
さて、
みなさんは、
ストレッチはどんなときにしますか??
 
 
たぶん、
体が硬いときに、
ストレッチをしていると思います。
 
 
ストレッチをして
体が柔らかくなったということは、
多くの方が経験していると思います。
 
 
ストレッチには
様々な方法がありますが、
最も効果的な方法は
どのようなものでしょうか??
 
 
これまでの研究で示されている
最も効果的、効率的なストレッチは、
次のようなものです。
 
 
痛みを感じない程度の強さで、
 30秒ほど持続的に筋肉を伸ばす
 
 
30秒ほどという時間は、
それ以上伸ばしても
体の柔軟性が増加しない
という研究結果によるものです。
 
 
このようなストレッチに関する研究論文の中で、
ストレッチをしている筋肉の中の
酸素の量や血液循環について
調べたものがあります。
 
 
広島工業大学の永澤健らの
という論文です。
 
 
この論文では、
健康な成人に、
10秒、30秒、60秒の3種類の
持続的なストレッチをさせ、
それぞれの筋肉の中の
酸素量と血流量の変化を
調べています。
 
 
その結果、
ストレッチ前と比べて、
ストレッチをした直後は、
筋肉の中の酸素量が3.5~3.9%増加し、
血流量が2.6~2.9倍に増加することが
分かりました。
 
 
この変化は、
ストレッチの持続時間の違いに
差がないことも分かりました。
 
 
つまり、
10秒という短い時間のストレッチでも、
ストレッチ直後の酸素量や血流量の増加に対して、
十分に効果があることが
分かりました。
 
 
また、
ストレッチ中は、
その持続時間に応じて、
筋肉の中の酸素量が
どんどん低下していくことも
分かりました。
 
 
ところで、
この『Feuno』ホームページサイトでも
説明しているように、
長引く運動器の痛みの原因は、
筋肉の酸素不足や栄養障害であることが多いと
考えられています。
 
 
このことと、
この研究結果から、
次のことが言えます。
 
 
①ストレッチをした後は、
筋肉の酸素量や血流量が増加するため、
痛みが軽くなる可能性がある。
 
 
その効果については、
ストレッチの持続時間による差はない。
 
 
②ストレッチ中は、
筋肉の酸素量が減少するため、
痛みが強くなる可能性がある。
 
 
その作用は、
ストレッチの持続時間が長くなるに応じて、
大きくなる。
 
 
つまり、
痛みがある筋肉をストレッチすると、
ストレッチ後に痛みが軽くなることがあるが、
長い時間ストレッチをしていると、
逆に痛みが強くなることもある
ということになります!!
 
 
これで、
私がストレッチをして
痛みを強めてしまった理由が
分かりました。(^^)v
 
 
痛みを我慢して
一生懸命ストレッチしていたことが
良くなかったようですね。(>_<)
 
 
みなさんも、
このことに気を付けながら、
ストレッチをして下さいね~(^o^)/
 
 
※この記事は、
 『Feuno』オフィシャルブログ
 「股関節、腰、膝の痛みで、人生バラ色!」に
 2013年1月22日に投稿したものです
 
 
股関節、腰、膝の痛みセラピー
セラピーサロン『Feuno(フーノ)』名古屋
ふなこしのりひろ