「椎間板、背骨、関節」にかかる力と「姿勢」

今回は記事「「ヘルニア」や「関節変形」の原因」の続きです。

「椎間板」、
「脊椎(背骨)」、
「関節」にかかる力は、
身体の姿勢によって
大きくなる場合があります。

それは、
関節が曲がっているときです。

実は、
関節が曲がっていればいるほど、
筋肉に入る力は
大きくなるのです。

 

曲がった関節.jpg

図1:曲がった関節にかかる力

図1-Aは、
少し関節が曲がっている状態です。

このとき、
関節にかかる力は、
骨の重さMと、
筋肉の力Tです。

徐々に関節を曲げていくと、
B、Cとなっていき、
筋肉の力Tが
大きくなっていきます。

これは、
「てこの原理」という
物理学の法則によって、
そうなるのです。

図1の、
小文字のaは、
上の骨の重心と
関節の中心軸との距離ですが、
この距離が長くなればなるほど、
筋肉の力Tは大きくなります。

曲がった膝.jpg

図2:曲がった膝にかかる力

では、
実際に曲がった関節には、
どのくらいの力が
かかっているのでしょうか??

例えば、
図2のように、
膝を60°曲げます。

私は体重が73kgですが、
この姿勢ですと、
膝には約290kgの力が
かかっているのです!!

これは、
体重の4倍の力です!!

「食べ過ぎで10kg太っちゃった。」
ということとは
比べものにならないぐらいの力が、
曲がった関節には
かかっているのです。

変形の原因.jpg

図3:「ヘルニア」や「関節変形」の原因

さて、
ここで、
これまでのおさらいをします。

「椎間板ヘルニア」、
「圧迫骨折」、
「関節変形」
の原因は、
筋肉に強い力が
入り続けている
ということです。

そして、
関節や背骨が曲がったままだと、
さらに強い力がかかって、
より一層
「椎間板ヘルニア」、
「圧迫骨折」、
「関節変形」
になりやすくなります。

つまり、
股関節、腰、膝の長引く痛みの原因が、
「筋肉のこわばり」にしろ、
「ヘルニア」や「関節変形」にしろ、
その根本の原因は、
筋肉に力が
入り続けていることなのです。

ここで念を押しますが、
股関節、腰、膝の長引く痛みの原因は、
「ヘルニア」や「関節変形」そのものではなく、
「筋肉のこわばり」がほとんどだと思います。

ただ、
「椎間板」、
「脊椎(背骨)」、
「関節」の変形によって、
それらが曲がったままになると、
「筋肉のこわばり」が発生しやすくなり、
『痛み』が発生しやすくなります。

ですので、
「椎間板」、
「脊椎(背骨)」、
「関節」の変形が起こらないように、
良い姿勢、良い歩き方を身につけることが、
とても大切なこととなります。(^^)/

 
 
※この記事は、
 『Feuno』オフィシャルブログ
 「股関節、腰、膝の痛みで、人生バラ色!」に
 2014年12月11日に投稿したものです
 
 
股関節、腰、膝の痛みセラピー
セラピーサロン『Feuno(フーノ)』名古屋
ふなこしのりひろ