「慢性痛」は脳の誤解5~むち打ち症~

今回は記事「「慢性痛」は脳の誤解4~偏食、錯覚~」に引き続き、
3月1日(日)に開催された
「第24回愛知県理学療法学術大会」
紹介されていた、
「慢性痛」に対する知見を
ご紹介していきます。
(^^)/

9.昭和39年に
  「むち打ち症」が急に増えた

 jiko_car.jpg

 昭和38年ごろは、
 車が急速に普及していった時期です。

 それと同時に、
 交通事故も
 多くなりました。

 そして、
 昭和39年ごろに、
 交通事故によって、
 「むち打ち症」という
 長引く首の『痛み』が生じることが
 大きく報道されました。

 すると、
 その年を境に、
 長引く首の『痛み』を訴える患者が
 34倍にも増えたそうです。

 一方で、
 首以外の『痛み』を訴える患者は
 2倍しか増えていません。

 つまり、
 交通事故が増えて、
 それに伴って
 『痛み』を訴える患者が増えたのですが、
 長引く首の『痛み』訴える患者が
 他の『痛み』を訴える患者と比べ、
 激増したのです。

 これは、
 「むち打ち症」という疾患が
 世間一般に知れ渡り、
 「交通事故に遭えば
  むち打ち症になる」
 という思い込みによるものだと
 考えられています。

 「むち打ち症」という概念がない国では、
 「むち打ち症」が存在しないそうです。

 その国の一つが
 リトアニアです。

 リトアニアでは、
 交通事故後の
 長引く首の『痛み』は
 起こらないそうです。

 以上のように、
 「むち打ち症」は、
 「思い込みの病」なのです。

 このことは、
 他の『痛み』についても
 当てはまります。

 例えば、
 『痛み』があるので
 病院に行って診てもらうと、
 『痛み』が長引くことが
 あります。

 これは、
 体に悪いところがあることを
 はっきりと認識し、
 「痛くて当たり前」
 と思い込んでしまうために
 起こる現象と思われます。

 以上のように、
 長引く『痛み』は、
 「思い込み」によっても
 作られてしまうので、
 『痛み』についての
 ネガティブな情報は
 自分の中に入れないようにすることを
 お勧めします。
 (^^)/

ここまで、
「慢性痛」になってしまう
脳の誤解事例を
ご紹介してきました。

次回の記事では、
「慢性痛」の改善方法を
ご紹介しようと思います。
(^^)/

つづきは記事「「慢性痛」の改善法~認知行動療法~」で!

 
 
※この記事は、
 『Feuno』オフィシャルブログ
 「股関節、腰、膝の痛みで、人生バラ色!」に
 2015年4月7日に投稿したものです
 
 
股関節、腰、膝の痛みセラピー
セラピーサロン『Feuno(フーノ)』名古屋
ふなこしのりひろ