心屋仁之助さん「一生お金に困らない生き方」への解釈
自分の部屋の本棚が満杯になっていたので、別の部屋で眠っていた本棚を出してきて、そこに半分移した。すると、本棚の奥で見えなくなっていた本たちが姿を現した。
↓満杯だった本棚
↓本を移した後の本棚(整理後)
「懐かしいな~」って思いながらその本たちを眺めていたら、1冊だけ妙に気になる本があった。
↓この中で妙に気になった本が・・どれでしょうか??
それは、、、心屋仁之助さんの「一生お金に困らない生き方」。(^^)/
目次
本を読むタイミング
この本が書かれたのは2015年4月。僕が買って読んだのは2015年7月。今から6年近く前のこと。
当時はこの本の内容のほとんどが理解できなかった。心屋仁之助さんの言っていることが、全くイメージ出来なかった。なので、1回読んだきり、そのまま本棚の奥の方にどんどん追いやられていった。
で、久々のご対面で、何となく妙に気になっている。これはもう、「読め!」っていうサインで間違いなしだ。面倒くさいな~って思いながら、この本を本棚から取り出した(苦笑)。
心屋仁之助さんのお金の言葉
改めて読んでみたら、世間一般の常識とは真逆のことばかり書いてある。これは、相当おおらかで寛容な人や、事前に似たような知識を会得しているじゃないと、納得して読める人はいないんじゃないかな~。読んでいて怒り出す人もいると思う。
ちょっとネタバレになってしまうかもしれないけど、一生お金に困らなくなるために知っておくべきこと、すべきこととして、次のようなことが書いていある。非常識で頭の中が「?」になるものばかり適当にピックアップした。全部で24個!(多い・・)
- お金は使えば使うだけ入ってくる
- お金は「ある」と思うようにする
- 収入は自分で決めていた
- 安心しているとお金が入ってくる
- 何もできない自分でもお金をもらって良い
- お金は労働の対価やご褒美ではない
- 収入は豊かになっているかの単なるバロメーター
- がんばる人はお金が入ってこない
- お金がないのは受け取ろうとしていないから
- お金は空気と同じように「ある」
- 節約するほどお金は減る
- 意味のないことにもお金を使おう
- 子どもにも意味なくお金をあげよう
- お金が欲しければ先にお金を出す
- 金額基準ではなく好き嫌いで選ぼう
- お金持ちならどうするかを行動基準にする
- 人のニーズに応えるのをやめる
- 一生懸命働いてもお金持ちになれない
- クタクタになるまで働かない
- がんばることに逃げない
- お金はため込まずさっさと使う
- お金が入ってからではなく先にやる
- お金がないときほどお金を出す
- どんどん損をしよう
このようなことが、お金に困らなくなるために必要なこと、とのこと。これ、言葉だけ見ると、全く意味不明。こんなことが、ずーっと本に書かれていると、付いていけなくなる人は多いんじゃないかな~。
お金は使うだけ入ってくるとか、節約するほどお金は減るとか、どんどん損をしようとか、こんなこと言われても「そうだ!そうだ!」とはならないと思う。「はぁ~?何言ってんの?」みたいになると思う。(^^;)
↓刺激的な言葉が書いてある本の帯
世界の法則を理解していたら分かる
でも、今の僕には、良く分かる話なのだ!なぜなら、この世界の法則を理解しているから。その法則とは次のことなど。
- 自分の振動数と同じ振動数の世界が現れる
- 自分の中にある前提がそのまま世界の前提になる
要は、自分の感じていることが、そのまま世界のルールになって、現実化していっている、ということ(このことは、記事「共振や引き寄せの法則の理論、現実は自分でしか創造できない」で簡単に書いた)。
例えば、「世界は自分に優しい」と感じていれば、自分にとって優しいことばかり起こるようになり(優しいと感じることが多くなる)、「世界は自分を苦しめる」と感じていれば、自分にとって苦しいことばかり起こるようになる(苦しいと感じることが多くなる)。
これをお金に関して当てはめてみると、こんな感じ。「お金を手に入れるのは苦労する」と感じていれば、お金を手に入れるために苦労することばかり起こるようになる(苦労すると感じることが多くなる)。
「何もせんでもお金が入ってくる」と感じていれば、何もしてなくてもお金が入ってくることばかり起こるようになる(そう感じることが多くなる)。
なので、今では心屋仁之助さんの言っていることは、とても良く分かる。そして、お金に困らなくなるために重要で必須なことは、お金には困っていないということを、心の底から実感してて、それが当たり前な感じになっていること。これが心屋仁之助さんがこの本の中で言っている、お金に困らない「前提」だと思う。
お金に困らない根本的な前提
ここでちょっとお金について考えてみる。
お金が欲しい理由
なぜお金が欲しいのか。それは、お金があれば、安心と無制限の自由を手に入れられると思っているから。
逆転の発想が必要
ということは、安心していて無制限の自由を感じていれば、お金に困っていない状態、ということだ。このことを、もう少し詳しく説明していくと・・
お金への執着が消える
先ほどの法則に当てはめると、安心していて無制限の自由を感じていれば、安心と無制限の自由を感じることばかり起こるようになる。
そうなると、必ずしもお金が必要ということではなくなる。お金に執着しなくなり、お金はあってもなくてもどっちでも良い、という状態になる。
お金に困らない状態とは
これを心の底から実感していて当たり前な感じになっていると、まさに「一生お金に困らない」と感じている状態になる。そうなると、一生お金に困らないようなことばかり起こるようになる。
お金が必要なときは、突然どこかから入ってきたり、すでにそこにあったりする。また、お金が手に入るアイデアが浮かんだり、出会いがあったり、不要になったり、何とかなったりする。
これが、お金に困っていない状態、ということだ。
お金に困らないためにすべきこと
つまり、安心していて無制限の自由があると感じていれば、一生お金に困らないと感じるようになり、勝手にお金がやって来たり、不要になったりする、ということだ。
なので、一生お金に困らないようになるためには、今ここで安心して無制限の自由を感じている必要がある、ということなのだ。すべきことは、これなのだ。
ちなみに、安心して無制限の自由を感じるために具体的に何をすれば良いかは、その人の状態によって様々。ただ、絶対的に心掛けた方が良いことは、できるだけ気分が良くなることばかりして、できるだけ気分が悪くなることはしない、ということ。
ということで、「ここは安心と無制限の自由がある世界」という前提が、お金に困らないようになる根本的な前提だと思う。
心屋仁之助さんの本意
以上のことをふまえて、先ほど挙げた24個の非常識な言葉を見てみると、心屋仁之助さんの言っていることは何となく分かってくるんじゃないかな~。ここが安心と無制限の自由がある世界だという前提が自分の中にあれば、理解できそうな気がする。いくつか解説してみると・・
「3.収入は自分で決めていた」⇒安心と無制限の自由をどれだけ感じているかで収入が決まってくるってこと。
「5.何もできない自分でもお金をもらって良い」、「6.お金は労働の対価やご褒美ではない」⇒お金は必要なときに必要な分やって来るだけ。何もできなくても良いし、対価やご褒美でもない。
「7.収入は豊かになっているかの単なるバロメーター」⇒収入によって豊かになるのではなく、豊かになっているかどうか(安心と無制限の自由をどれだけ感じているか)で収入が決まるから。
「8.がんばる人はお金が入ってこない」、「18.一生懸命働いてもお金持ちになれない」、「19.クタクタになるまで働かない」⇒がんばる、一生懸命働く、クタクタになるまで働くは、不安で不自由だと感じているから。
「11.節約するほどお金は減る」⇒節約するのは、お金がなくなる不安を感じているからで、その感じていることが現実化されていくので、節約するほどお金はなくなっていく。
「13.子どもにも意味なくお金をあげよう」⇒お金はがんばらなくても勝手にやって来ることを体感させるため。そうすると、子どもはお金に対して不安感を抱かなくなり、一生お金に困らなくなる。
「20.がんばることに逃げない」⇒不安だとついついがんばってしまう。すると、その不安が現実化されていき、お金にも困っていくようになる。
実行すると逆効果になることも
そして、ここが安心と無制限の自由がある世界だという前提が自分の中にないにも関わらず、心屋仁之助さんの言っていることを実行すると、逆効果になってしまうこともある。不安や不自由を感じていながら実行すると、どんどんお金がなくなってしまう。これに関する言葉を解説すると・・
「1.お金は使えば使うだけ入ってくる」⇒お金がなくなる不安を感じているのにお金を使えば、さらに不安が強くなり、その不安が現実化していき、ますますお金が入ってこなくなる。
「2.お金は「ある」と思うようにする」⇒お金に対して不安を感じていながら無理矢理そんなことを思うようにすると、その不安が現実化していき、ますますお金に困ることになる。
「12.意味のないことにもお金を使おう」、「14.お金が欲しければ先にお金を出す」、「15.金額基準ではなく好き嫌いで選ぼう」、「21.お金はため込まずさっさと使う」、「22.お金が入ってからではなく先にやる」、「23.お金がないときほどお金を出す」、「24.どんどん損をしよう」⇒不安や不自由を感じていながらこれをすると、ますます不安や不自由なことが起こっていき、本当に意味のないことになる。それどころか、もっと酷くなる可能性もある。
今回のまとめ
今回のお話しで重要なところをピックアップすると、こんな感じ。
- 「妙に気になる」は重要なサインだから見逃すな
- 自分の感じていることが、そのまま世界のルールになって、現実化していっている
- お金には困っていないということを、心の底から実感してて、それが当たり前な感じになっていること
- 安心していて無制限の自由があると感じていれば、一生お金に困らないと感じるようになり、勝手にお金がやって来たり、不要になったりする
- 一生お金に困らないようになるためには、今ここで安心して無制限の自由を感じている必要がある
- 「ここは安心と無制限の自由がある世界」という前提が、お金に困らないようになる根本的な前提
- 不安や不自由を感じていながら実行すると、どんどんお金に困っていくようになる
今回、この本を読み返して良かった。お金に対して自分の頭の中を整理できた♪「妙に気になる」は、絶対に見逃してはいけないね~
そして、どんな前提でお金を使っているのか、お金と接しているのかが、非常に重要ということだ。なぜなら、お金を使うたびにその前提が強化されていき、その前提が現実化していくから。前提とは、自分が感じていること。世界は自分が感じている通りになっていく。
僕のお金事情
ちなみに、僕は少しずつお金に困らなくなってきている。と言っても、収入が増えた訳でもなく、出費が減った訳でもない。にも関わらず、以前よりもお金のことでイライラすることが激減してきている。
その理由は、生きていて不安や不自由を感じなくなってきたからだ。そのお陰で、お金のことが気にならなくなってきたのだ。お金は結局何とかなるって確信しているのだ。
しょうもない例を挙げると、去年の年末、自動車保険料や生命保険料などで数十万円の支払いが必要だったんだけど、そのお金がなかったのだ。一瞬やばい~って思ったんだけど、とりあえずお金を借りてしのごうって考えてた。でも、家族に大反対されて、お金を借りることを断念した。
で、どうしようかな~って考えていたら、ある日「生命保険料を年払いから月払いに変更すれば丸く収まるじゃん!」ってアイデアが降りてきた。
急いで生命保険の担当者さんに連絡して、変更をお願いした。そして、変更期限ギリギリで手続きを完了させることが出来たのだ。連絡が1日遅れてたら、もうアウトだった。
ということで、結局何とかなったのだ。くだらない例だけど、こんな感じで、実際にお金が入ってくるということだけではなく、アイデアが降ってきたりすることで何とかなるのだ。めでたしめでたし。(^^)/
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