股関節の変形は力を掛けないだけでは止まらない
★ふなこしの股関節痛コラム
先日のコラムで「股関節の変形は股関節痛の原因ではないとしても、その変形は最小限に食い止めた方が良い」とお話しました。
そのために必要なこととして、次の2つを挙げました。
- 股関節の代謝を正常にする
- 股関節に無駄な力を掛けない
前回に引き続き、今回は「2」についてお話します。
股関節は、骨と軟骨で形作られています。
実はどちらも、正常な状態を保つには、適度に力を掛ける必要があります。
骨は力を加えることによって、その力の強さに耐えられる強度へ変化していきます。
軟骨は、力を加えることによって関節液が軟骨の隅々まで拡散し、十分に栄養されることになります。
なので、股関節に適度な力を加えることは、股関節の健康のためには非常に重要なことなのです。
しかし、股関節の代謝が正常に行われていない場合は、話が別です・・
骨や軟骨の修復能力が低下しているため、通常なら問題のない強さの力でも、股関節を変形させてしまう可能性があるのです。
で、すでに股関節の変形が始まっている場合は、股関節の代謝が正常に行われていないということであり、不必要に力を掛けると、変形が進んでしまうことになります。
なので、股関節の変形を食い止めるという意味では「股関節に無駄な力を掛けない方が良い」となります。
さて、ここで質問です。「1.股関節の代謝を正常にする」と「2.股関節に無駄な力を掛けない」では、どちらの方が重要でしょうか?
それは「1」です。股関節の代謝を正常にすれば、股関節の変形は間違いなく食い止められるから。
一方、「2」だけ実践している場合、変形を食い止められているとしても、股関節はどんどん弱くなり、ますます変形しやすくなってしまいます。
ということで、股関節の変形を確実に食い止めるために「1.股関節の代謝を正常にする」は必須です。
したがって、股関節の代謝を担っている細胞の機能を正常にすること、細胞の機能を高めることが、何よりも重要なのです!
「股関節に無駄な力を掛けない」だけではダメなのです。
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