直感のすすめ~琵琶湖の桜と白鬚神社の古い巨木
僕はこの前、リウマチ膠原病の痛みが酷くなってから初めて、バイクで高速を使って泊りのロングツーリングに行ってきた。このとき、旅に出るワクワク感の裏に、大きな不安も潜んでいた。
せっかく良くなってきてる痛みが酷くならないか?ツーリングの途中で痛みで動けなくなってしまわないか?無事に帰ってこれるのだろうか?って。
でも僕には、バイクでツーリングに出る以外に、選択肢がなかった。なぜなら、僕の直感がそれを望んでいたからだ。その結果、とんでもなく素晴らしい旅をすることができたのだ~♪♪
今回の記事は、琵琶湖ツーリングの旅日記みたいになってるけど、直感で行動すると良いことばかりだよってことを話してるよ。旅の写真もたくさん載せてるから、それも楽しんで欲しい。(^^)/
目次
直感で生きる
4月9日の土曜日、大好きなカフェ「IMOM COFFEE ROASTERS」でモーニングしていた。新たにラインナップされていたコロンビアを飲みながら、「これ、美味いな~。IMOMさん、さすがだね~」なんて感心していた。
このコロンビアは、特殊な発酵技術によって生産処理された豆で、通常の豆では味わえないコーヒーとなる。
ちなみに、店長さんによると、一度こういう豆も使ってみたかったとのこと。この店長さんはコーヒーと真摯に向き合ってる感じがして、とても好感が持てる。
突然やって来る望みと直感
美味しいコーヒーを飲んで良い気分に浸っている中、ふとこんな望みがやって来た。
「明日バイクで遠くに行きたいな」
「・・琵琶湖に行こう!しかも泊りで」
そして、「この望みは叶えた方が良い」っていう直感もやって来た。
僕は「まいったな~」って思った。リウマチ膠原病の痛みもあるし、体力も落ちてるし、そんなロングツーリングなんて出来るのかな、っていう不安があった。
でも、どちらかというと、ワクワク感の方が強かった。非日常な場所にバイクで出掛けて、新鮮な気分を味わってみたかった。何らかの出会いへの期待が大きかった。
また、僕の痛みは少しずつ良くなってきていて、「どれぐらい自分に無理が出来るのだろうか?泊りのロングツーリングに耐えれるぐらいに回復しているのだろうか?」っていう実験もしてみたかった。
直感が来たらすぐに従う
僕は「直感に従う、直感をすぐに行動に移す」って決めてるから、不安があろうがなかろうが、バイクで琵琶湖に行くしかなかった。ということで、IMOMでコーヒーを飲みながら、琵琶湖での僕をイメージし、準備を進めていった。
まず、どこに泊まるか。何となく琵琶湖の西岸に泊まりたかった。そして、旅好きの僕は、やはり安宿を探した。ネットでユースホステルやゲストハウスを調べていった。
バイクで長距離を走るとなると、かなり日焼けする。で、サングラス焼けは避けたいって思った。でも、日焼け止めはベタつくから好きじゃないし。で、急遽、紫外線カットのヘルメットシールドを買うことにした。
夕方にバイク用品店「しゃぼん玉」本店に行って、バブルシールドを買った。何色にするかまあまあ悩んで、最終的にトーンアンバーというオレンジのグラデーションのにした。
直感で急な予定変更の可能性
一通り準備が終わって、あとは行くだけ。でも、僕には少し疑いの気持ちもあった。「本当に琵琶湖に行くのだろうか?」って。宿の予約も支払いも済んで、ヘルメットシールドも買ったけど、行くかどうかは当日にならないと分からない。
僕は、すべて今ここの直感に従って行動しているから、いつもそのときにならないと分からないのだ。当日になって「行かない方が良い」っていう直感がやって来るかもしれないのだ。ちなみに、直感で行動して悪い結果になったことは、一度もない。
で、当日の朝、天気がめちゃくちゃ良かった。テンション上がって、頭の中で「ゴー!ゴー!」って声が鳴り響いていた。これは、「さっさと行け!」という直感だ。
リウマチ膠原病の痛みで初の高速道路
僕は簡単にバイクを洗って、荷造りして、9時半ごろに出発した。遅めの出発になったから、高速に乗るため、名古屋インターに向かった。
高速をバイクで走るのは、リウマチ膠原病の痛みが酷くなってからは初めてだった。僕のバイクは、体に風圧を思いっきり受けるスタイルだから、高速だとハンドルをしっかり握る必要があるため、腕が結構疲れる。
で、今回もやはりそうで、腕が疲れていき、加えて、手首や肩、ハンドルを握っている手や指の筋肉に、痛みが出るようになっていった。なので僕は、走りながらときどき、片方の腕をハンドルから離して、ブラ~ンって垂らして、疲れや痛みを和らげるようにした。
道の駅「近江母の郷」
高速は関ケ原インターで降りて、そこから国道21号で琵琶湖に向かった。道路沿いには桜の木が並んでいて、満開を過ぎて花びらが散り出しているころだった。たくさんの花びらが道路に舞い降りてくる様子は、とても美しかった。
僕はこの桜の花びらが舞う中をバイクで走り抜けていったんだけど、これがめちゃくちゃ楽しくて、一気にテンション上がった!「やっぱ、ツーリング楽しい~!」って。もの凄く良い気分♪(^^)/
高速を降りて30分ぐらい走ったら、JR米原駅を横切って琵琶湖に出た。「懐かし~!」バイクで琵琶湖に来るのは、たぶん15年ぶりぐらいだと思う。
僕は琵琶湖の東岸を北上していき、最初の道の駅「近江母の郷」で休憩することにした。
着いたらビックリした!桜が満開でめちゃくちゃ綺麗だったのだ!
そして、人もたくさんいれば、バイクもたくさん停まってた!
ここに到着したのは11時30分過ぎ。お腹が空いていたから、何か食べようと思った。せっかくだから土地のモノを食べたいな~って思って、道の駅の物産交流館で売ってたイチゴを買った。
早速、桜の木の下にあったベンチに座って、桜を眺めながら食べた。イチゴを買って食べるのは、今年初めて。
これが、程良く甘くて、めちゃくちゃ美味かった!!これで380円なんて、大満足だった♪♪(^^)/
1時間ほど、この道の駅で桜を眺めながら、のんびり過ごした。「あ~、贅沢な時間だな~♪」って、つくづく思った。(^^)/
琵琶湖の桜
再び、琵琶湖の東岸を北上していった。道路の端には桜の木がず~っと並んでいて、どれも満開!そのボリュームに圧倒されながらバイクで走る。
走っても走っても、桜が途切れない。こんな道を走ったのは初めてだった!「琵琶湖って、桜が凄いんだな~!」って初めて知った。超感動で最高の気分だった!(^^)/
琵琶湖の北端辺りに来た。バイクを停めて、琵琶湖を眺めた。とても穏やかで、心が落ち着いてくるね♪そして僕はこの後、琵琶湖の桜の真の凄さを目にすることになるのだ。
奥琵琶湖パークウェイから二本松へ
僕は、はるか昔に景色の良さに感動した、奥琵琶湖パークウェイの「つづら尾崎展望台」を目指した。西側の大浦から入っていったんだけど、湖に近くなるにつれて、桜だらけになっていった。
そして、菅浦から奥琵琶湖パークウェイに入ってからは、まさに圧巻!そして、つづら尾崎展望台で極まった!
穏やかな湖に満開の桜、こんな見事な光景は、なかなか見ることはできない!なんてラッキーなんだ!って思った。遠くには、パワースポットとして知られている「竹生島(ちくぶしま)」が浮かんでいる。
つづら尾崎展望台で折り返して、来た道を戻っていったけど、その途中の景色もヤバすぎた。
そのまま何も知らず湖沿いを走り続けて、二本松の方へ向かっていた。陽が落ちてきて暗くなりつつあったけど、この道の桜も、とんでもなく凄かった!
ハンドルを握る手の痛みと格闘
にしても、反対車線が大渋滞していた。この日は桜渋滞を緩和するための交通規制がしかれていて、二本松のあたりで折り返さないといけないようだった。二本松より西側は一方通行になっていたようだ。
あとで調べたら、その先は「海津大崎の桜」という桜の名所だったようだ。何も知らずこの大渋滞にはまり込んでしまったことを、少し後悔した。
僕は素晴らし過ぎる桜を見ることが出来て、テンションが上がりまくりだったけど、一方で、ハンドルを握っている手や手首の痛みと格闘していた。
僕のバイクのクラッチレバーは、かなり硬い。ハーレーならではの硬さ。この日は日曜日で、桜の見ごろベストタイミングということで、車が多く渋滞やノロノロ運転があちこちで発生していた。
バイクに乗っている人は分かると思うけど、渋滞やノロノロ運転のときは、クラッチレバーを何回も何回も繰り返し握ることになる。さすがに今の僕にとって、これはきつかった。
疲労が蓄積するのと同じような感じで、痛みが蓄積されていく。最初は痛みもなく楽にレバーを握れていたけど、どんどん握るたびに痛みが出るようになり、その痛みが強くなっていった。
でも、このことは出発前から想定していた。逆に、意外と持ち堪えているなって感じていて、「結構いけるね~。だいぶ回復してきているね~」って思って嬉しくなっていた。
そして、これまで直感に従って実践してきた痛み治療の成果の現れが、少し誇らしかった。
さて、二本松のあたりで夕方の4時ごろだった。近江舞子にある宿までは約50kmあった。手や手首も痛いことだし、あとは寄り道せずに宿まで走ることにした。
にしても、相変わらず寄り道する必要のないぐらい、見事な桜並木の道ばかり。これは、たまらんね~♪(^^)/
ジェイホッパーズ琵琶湖ゲストハウス
途中、コンビニでゴハン食べたり買い物したりで、宿に入ったのは、夜の7時ごろになった。今回の宿は、近江舞子にある「ジェイホッパーズ琵琶湖ゲストハウス」。ここは、旅人やバックパッカーのための宿。基本的に素泊まり。
このゲストハウス、めちゃくちゃ良かった~!部屋は綺麗だし、設備も充実しているし、大浴場もある!そして、スタッフさんもめちゃ親切!(^^)/
僕はドミトリーの2階をチョイス。天井は低いから、181cmの僕の身長だとまあまあ窮屈。手首に痛みが出て膝を深く曲げれないから、出入りがちょっと大変だった。
キッチンの設備はかなり充実。今回は使わなかったけど。
食事スペースも、くつろぎスペースも、申し分なし!ソファはかなりリラックスできる♪
スタッフさんが「よかったらバイクも建物の中に入れて良いですよ~」って言ってくれた。ここは洗濯場だけど、入れさせてもらった。シャッターも閉まるから、盗難やいたずらの心配激減♪
この日の泊り客は僕だけだった。誰かとの出会いを期待していたから、ちょっと残念だった。僕は大浴場でのんびり体を温めて、くつろぎスペースのソファでしばらくボーっとしてから、寝た。
翌朝、6時ごろに目が覚めた。外は曇っているようだった。朝は体が硬くなっていて痛みが出やすいから、布団から出るのが一苦労だった。くつろぎスペースにお菓子と水を持っていき、しばらくボケーっと過ごした。
外から「ホーホケキョ」って、ウグイスの鳴き声が聞こえてきた。くつろぎスペースの横にはテラスがあって、そこに出てみた。
ウグイスだけでなく、他の鳥の鳴き声も聞こえてくる。少しずつ雲が薄くなってきて、陽射しが届くようになっていた。体が温まっていく。
ここはとても静かで、遠くには琵琶湖の湖面が見える。桜も見える。このテラスで、しばらく気持ちの良い時間を過ごした。そして、出発するタイミングを見計らっていた。
僕の中で区切りがつくときは、いつも「よし!」っていう感覚がやってくる。それは、今ここの状態に「もう気が済んだ」という感覚だ。これも直感の一つ。
その感覚は、10時ごろにやってきた。出発のタイミングだ。嬉しいことに、空は綺麗に晴れ渡っていた。
白鬚神社
この日は、ひとつだけ行きたいところがあった。それは、白鬚神社(しらひげじんじゃ)。この神社の鳥居は、湖の中に立っているのだ。僕はその光景を眺めたかった。
宿から15分ぐらいバイクで走ると、白鬚神社に着いた。ここは明らかに周囲とは空気が違っていた。ありきたりな表現だけど、厳かで神聖な感じがした。
この神社は国道161号沿いにあって、その国道の向こう側の湖の中に、鳥居が立っている。親切にも神社の中に、この鳥居を綺麗に眺めることができる展望台が設置されている。
「あ~、美しい風景だな~」ってしみじみ思った。何時間でも眺めていれそうな感じだった。
この本殿は、国の重要文化財とのこと。かなりの歴史を感じる佇まい。味わい深い。
本殿の裏の石段の上には、いくつもの社がある。その敷地には、古い巨木がいくつも立っている。僕はそのうちの一つが気になって、近づいていった。これも直感。
僕はその木にあいさつをして、手で触れてみた。すると、こんな言葉が聞こえてきた。
「心配するな。大丈夫だ」
これは、僕についても、世界についても、そうらしい。何百年以上もこの地球で生きている木が言っているのだから、たぶんそうなのだろうと思った。大丈夫なのだ。
僕もみんなも、大丈夫なのだ。この言葉を聞いて、気持ちが軽くなった。こんな言葉を言ってもらえるなんて、嬉しいね~♪この古い巨木にお礼を言って、そこを離れた。
旅の終わり
僕はバイクに乗って名古屋に向かった。国道161号を走って琵琶湖の西岸の南下して、琵琶湖大橋を渡った。琵琶湖の東岸からは湖沿いを北上していった。
そして、前日に琵琶湖に出たところである「入江橋」のT字路まで走ると、東に曲がって内陸に入っていった。空は雲に覆われ、晴れ間は消えていた。JR米原駅を横切り、国道21号へ向かった。
帰りは高速を使わず、ずっと下道を走った。なぜだか無性に濃い味のラーメンを食べたくなってきた。名古屋に戻ってから千種にある和歌山ラーメン「まっち棒」で、源味を食べた。相変わらず美味し♪
自宅に到着したのは、夕方5時ごろだった。かなり疲れていたけど、達成感に包まれていた。(^^)/
直感こそが本当の望み
帰宅したあと旅の片づけをして、湯船に浸かりながら、今回の旅を振り返ってみた。一番の収穫は何だったかな?・・それは、
「不安がありながらも直感を行動に移し、自分の望みを叶えてあげたこと」
僕たちの本当の望みは、直感で感じていることだ。でも、その直感があまりにも非現実的であったり、不安や恐怖を伴うものであったら、それを行動に移すことをためらってしまう。そして、いろいろ理屈をつけて、行動に移さないことを正当化しようとする。
すると、自分の本当の望みが叶えらず、知らず知らずに不満が溜まっていくことになる。そして、その不満が、どんどん自分を傷つけていくようになる。生きていることがつまらなくなって、辛くなっていってしまう。
そうなりたくないのなら、すべきことはただ一つ、直感に素直に従うこと。直感に従えば従うほど、直感を信じることができ、直感に従いやすくなる。すると、自分の本当の望みがどんどん叶えられていくことになり、心は満たされ生きていることが楽しくなっていく。
僕は、これをしている。だから、生きることがどんどん楽しくなっていって、その結果、嫌なことがほとんど起こらなくなっている。(^^)/
今回は、今の僕にとっては、比較的大きな行動を伴う直感だったから、不安が出てきていた。でも、僕は不安を理由にして、直感に背くことはしなかった。自分の本当の望みを叶えてあげた。
直感とは、別の言い方をすると、本当の自分のこと。直感に従うとは、自分を信じるということ。
僕は今回、不安を感じながらも自分を信じてあげることができた。信じてもらえた自分が「嬉しい」と喜んでいるのが分かる。それが最大の収穫だ。
その結果として、琵琶湖の見事な桜、素晴らしいゲストハウス、白鬚神社の古い巨木など、たくさんの素敵な出会いがもたらされたのだと思う。相変わらず、直感は間違っていなかった。
なお、直感のベースには愛がある。全てを良き方へ向かわせる愛がある。ベースに愛がない「直感らしきもの」は、ただのエゴだ。エゴに従っていると、破滅に向かっていく。
まとめ
今回の記事をまとめると、こんな感じ。
- 僕は直感で生きていて、不安があっても直感に従って行動しているよ
- 琵琶湖の桜がこんなにも素晴らしいとは、初めて知ったよ
- ジェイホッパーズ琵琶湖ゲストハウスは、旅人にとって最高の宿だったよ
- 白鬚神社の古い巨木から、「心配するな。大丈夫だ」という言葉をもらったよ
- 今回の旅の一番の収穫は、不安がありながらも直感を行動に移し、自分の望みを叶えてあげたこと
- 直感とは本当の自分のことで、直感に従うとは自分を信じるということ
- 直感のベースには、全てを良き方へ向かわせる愛がある
今回の記事は旅日記みたいになったけど、僕はこの旅で、直感を信じて行動すると、考えもしなかった楽しいことや嬉しいことがやって来るよ、ってことを改めて実感した。
直感こそ僕たち自身で、直感は自分にとって良いことを何でも知っている。だから、楽しく生きたいなら、直感に従うことがベストだと思う。
直感に従えば従うほど、直感の素晴らしさを実感できると思うし、直感を感じやすくなれると思う。まずは行動ハードルの低い直感に、どんどん従ってみると良いと思う。
ちなみに、直感で行動するようになると、あれこれ考えないで済むから、とても楽ちん(笑)。
ということで、直感で生きるって最高に楽しいから、超おススメだよ~!(^^)/
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