筋肉揉みほぐしの誤解、揉みほぐす意義
股関節痛の要因として大きな割合を占めるのが「筋肉のこわばり」です。
これは、筋肉に力が入り続けて、筋肉が硬くなっている状態のことです。
で、これを解消するための手軽な手段が「筋肉の揉みほぐし」です。
これは、硬くなっている筋肉を指や道具を使って、比較的強い力で押さえていくことです。
で、この「筋肉の揉みほぐし」について、一般的に誤解されていることがあります。
それは「筋肉の繊維を力ずくでほぐして柔らかくする」ということです。
例えるなら、料理でステーキ肉を叩いて繊維をほぐすようなイメージです。
筋肉のこわばりは、硬くなったステーキ肉のような繊維がくっ付き合っている状態のことではありません。
無意識に力が入って力が抜けなくなっている状態のことです。
なので、筋肉のこわばりを解消するためにすべきことは「筋肉の力を抜けさせる」です。
そのための有効な手段が「筋肉の血流促進」です。血流が良くなると、筋肉の代謝が良くなり、不必要な力は抜けていきます。
で、筋肉を比較的強い力で押さえて一旦血流を止め、その後サッと離すと、ダムの放流みたいに血液がドバっと流れ、血流が促されます。
この効果を得るために「筋肉の揉みほぐし」は行われるのです。筋肉の繊維を力ずくでほぐすためではありません。
「揉みほぐし」という言葉が、ステーキ肉をほぐすイメージに繋がってしまっているのではないかな、って思います・・
ということで、筋肉のこわばりを解消するための「揉みほぐし」は、筋肉の繊維を力ずくで揉みほぐすということではなく、血流を一旦止めてサッと開放して血流を促すことをしている、と理解していただければと思います。
血流を促すイメージを持って、硬くなっている筋肉を揉みほぐしていただければと思います。
僕たちの筋肉は、決してステーキ肉ではありませんよ。(^^)/
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