アミ小さな宇宙人が現実のものに~他と比較し競争は破滅へ
最近、少しずつ実感してきてることがあるよ。それは、「アミ 小さな宇宙人」っていう本の世界が、本当に訪れてきているということ。
目次
何のために踊るのか?
この本の167ページから、いろんな星の人たちが集まって、それぞれの踊りを披露しているシーンが描かれている。その踊りを、地球の子どもと宇宙人のアミが鑑賞しているんだけど、2人の間でこんな会話が繰り広げられている。
地球の子ども:どのグループが、勝っているの?
宇宙人のアミ:勝っているって、何に?
子ども:これ、コンクールじゃないの?
アミ:コンクール?
子ども:一番上手いグループを選ぶためのだよ
アミ:違うよ
子ども:それじゃ、いったい何のためにやっているの?
アミ:それぞれみんな、一人ひとりが、自分の感じているものを表現して、観客に見てもらって、喜んでもらったり、自分でも同時に楽しんだり、友情の絆を強めたりするんだよ
こんな感じで、宇宙人のアミが地球の子どもに、いろんな星の人たちが集まって踊りを披露するイベントについて説明している。ただ単に、自分を表現して、他の人に見てもらって、お互い満足して終わり、というイベント。
地球の子どもと小さな宇宙人の価値観
このイベントは、勝ち負けや優劣が存在していない世界。僕はこんな世界が、今の地球でも少しずつ広がってきているんじゃないかな~って感じるのだ。2人の会話は、次のように続いていく。
子ども:一番上手いグループに賞を与えたりはしないの?
アミ:だれも、自分を他人と比較なんかしてないよ。学んだり、楽しんだり・・・
子ども:地球では、優勝者が一番だよ・・・
アミ:でも、そういうやり方だと、一番ビリは恥ずかしい思いをするし、いじけるよ。反対に受賞者にはエゴが広がるし
子ども:でも、大変だけど、勝ちたいと思ったら、それなりに努力しなくちゃならない
アミ:また、他人に“勝つ”、他人より上に抜け出すという考えだね。それは競争だし、エゴイズムだし、そして最後には分裂だよ。
そうじゃなくて、ただ、自分自身と競争して自分自身に打ち勝つべきなんだよ。他人と競争するのじゃなくてね。
進んだ文明世界には、そういった同胞との競争は全く存在しない。それこそ、戦争や破壊の原因になりかねないからね
子ども:そんなに大袈裟に考えなくたっていいと思うよ・・・。健全な競技、単なるスポーツに過ぎないんだからね・・・
アミ:でもそれはとても野蛮人的な発想だね。だって実際に、もう、地球のサッカー場ではその試合がもとで、殴り合いはもちろんのこと、殺し合いに至るような醜い争いが何度も起こっている。
今、きみが見ているのは、それと違ってずっと健康的なスポーツだし、もっとずっと芸術的なんだよ
宇宙人のアミは、他人と比較して競争することは、破滅に向かうってことを話してる。これは、愛や平和とは真逆の方向性ということだ。僕は、アミの言っていることが良く分かる。
他との比較が争いの始まり
ほとんどの悲劇は、他との比較から始まっているように思う。他と比べて自分がどうかということが、生きる基準になっている人が多いように思う。どっちが多く持っているか、どっちが強いか、という価値観。
だから、少ないとか弱いとかを自覚して嫌な気分になる機会が多くなって、小さなものから大きなものまで争いが絶えない世界になっているんじゃないかな~って思う。
ただ、これは仕方がない。この地球では、そういった価値観の教育が主流だから。そういった価値観を楽しむ世界でもあるから。
増える地球の価値観からの脱出者
でも、僕は、この価値観から抜け出していってる人たちが、増えてきているような気がするのだ。フェイスブックやインスタを見ていてそう思う。ただ単に、自分を表現して、楽しんで、おしまい、っていう時間の使い方をしている人が増えてきてる気がする。
どこそこでライブしてきた~、歌ってきた~とか。こんな絵を描いたよ~、こんな写真が撮れたよ~、こんな料理を作ったよ~とか。誰かや何かと比べて勝ったとか凄いのが出来た、っていう競争(争い)のエネルギーを感じない。
これはあくまでも、僕の個人的な感覚だけど。そしてこの感覚は、僕の価値観が宇宙人のアミに近づいてきてて、同じような価値観のものばかり集まってきてる(見えてきている)からかもしれないけど。
いずれにしても、僕にとっては、「アミ 小さな宇宙人」の世界が訪れてきているというのは、嬉しい変化だ♪だって、愛と平和の世界だから。
「アミ 小さな宇宙人」とは
ちなみに、「アミ 小さな宇宙人」の原作は、チリ出身の作家エンリケ・バリオスさんが書いたもので、1986年に出版された。その後、11ヶ国語に翻訳され、世界中で読まれている。
日本では、1995年に翻訳され出版された。表紙や挿絵は、「ちびまる子ちゃん」でおなじみの、さくらももこさんが描いている。さくらももこさんは、あとがきも書いている。
僕がこの本を読んだのは、4年前。当時僕が開催していたセミナーの受講者さんから、この本を紹介してもらった。
この本には続編があり、「もどってきたアミ」、「アミ 3度めの約束」がある。どの本も新たな気づきの連発で、付箋だらけになってしまった(笑)。
さっき久しぶりにAmazonで「アミ 小さな宇宙人」のページを見てみたら、めちゃくちゃ値上がってて、ビックリした!
今日のまとめ
ということで、今日のお話しをまとめると、こんな感じ。
- 「アミ 小さな宇宙人」っていう本の世界が、本当に訪れてきている気がするよ
- 他と比較して競争することは、破滅に向かうよ
- ただ単に自分を表現して楽しんでおしまい、ってのが愛と平和の世界だよ
僕にとっては、どんどん良い世界に変化していってる。僕も、ただ単に自分を表現して、楽しんでおしまい、ってことを、どんどんやっていこうと思う。(^^)/
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