浅煎りコーヒー苦手な人、必見!豆の量と美味しい淹れ方

以前、記事「1杯のコーヒー豆の適量は焙煎度で変わり生豆の量で決まる?」で、1杯のコーヒーを淹れるのに何グラムのコーヒー豆を使ったら良いか書いた。ただ、この記事では、浅煎りのコーヒー豆については、僕の推測を述べただけだった。

そこで今日、同じコーヒー豆の生豆を使って浅煎りで焙煎してみたので、その結果を基にして、改めて浅煎りの場合の豆の量について書いてみようと思う。(^^)/

浅煎り(シナモンロースト)豆の重さの変化

今回も同じエルサルバドルの豆を使って、シナモンローストで焙煎した。

焙煎前の生豆の重さは125.0g、焙煎後の重さは110.4g。重さの減少率は、110.4g÷125.0g=0.8832、すなわち約88.3%。これは、生豆100gを焙煎したら、焙煎後は約88.3gになるということ。

浅煎り(シナモンロースト)豆の適量

以前の記事で話したように、1杯200mlのコーヒーを淹れる場合、それに使うコーヒー豆の適量は、焙煎度に関わらず生豆22.96g。これに今回得られた浅煎り焙煎での重さの減少率88.3%を掛けると、22.96g×0.883=20.27g。すなわち約20.3gということになる。

したがって、浅煎りのときは、1杯200ml抽出で20.3gの焙煎豆を使うのが適量ということになる。以前の記事で僕は、推測で21gぐらい使うと良いって話したけど、これは多過ぎだったみたい。(^^;)

僕のコーヒー豆の適量基準の確定版!

今回の浅煎り焙煎はシナモンロースト。一般的に、これより浅煎りのライトローストで焙煎してコーヒーを淹れて飲むことは、まずないと思うし、僕も飲まないと思う(実験的にライトローストで焙煎して飲むことはあるかもしれない・・)。

なので、今回の結果を浅煎り豆の適量基準にしても良いと思う。ということで、以前の結果と合わせて、僕のコーヒー豆の適量基準の確定版はこんな感じ。

  • 1杯200ml抽出で、浅煎り20.5g中煎り20.0g深煎り18.5g、共通して生豆は23.0g

生豆の違いを考慮して一般性を持たせ、切り良くするために、0.5g刻みにした。これを基準にコーヒーを淹れると、無駄なく美味しいコーヒーを淹れられると思う。(^^)/

浅煎りコーヒーは美味しいのだ♪

さて、今回は浅煎りのコーヒー豆について話しているけど、浅煎りコーヒーを飲んだことがある人、浅煎りコーヒーを好んで飲んでいる人は、かなり少ないんじゃないかな~って思う。

浅煎りを飲んだことある人は少ない

以前に記事「コーヒー豆と淹れ方の関係、コーヒーは人間関係に通じる?」でも書いたけど、コーヒー豆は焙煎度が深くなるほど、苦味が強くなって酸味が弱くなる。反対に焙煎度が浅くなるほど、苦味が弱くなって酸味が強くなる。なので、浅煎りのコーヒーは、苦味がほとんどない酸味がかなり強いコーヒーとなる。

一般的なコーヒーのイメージは、「苦くてコクがある」って感じだと思う。そして、そんな味を求めてコーヒーを飲む人がほとんだと思う。なので、多くのカフェや喫茶店では、深煎り寄りのコーヒーをメインで出していて、浅煎りのコーヒーを出しているお店は非常に少ない。

こんな事情から、浅煎りのコーヒーと出会う機会、浅煎りのコーヒーを知る機会はほとんどなく、飲んだことのある人はかなり少ないと思う。

浅煎りが苦手な理由

そして、飲んだとしても、浅煎りコーヒーを気に入る人は少ないと思う。その理由は、「美味しい浅煎りコーヒーを飲んでいないから」だと思う。

浅煎りコーヒーは、生豆の品質がダイレクトに影響する。そして、焙煎の仕方によっても美味しい不味いの違いが大きくなる。さらに、浅煎りのコーヒーは、美味しく抽出するのが比較的難しいように思う。

つまり、質の高い生豆を適切に焙煎して上手に淹れない限り、美味しい浅煎りコーヒーを飲むことは出来ないのだ。これらをクリアしていないと、ただ単に酸っぱいだけのコーヒーになって、「こんなのマズくて飲めん!」ってなってしまう。そして、浅煎りコーヒーが苦手になってしまう。

なので、美味しい浅煎りコーヒーを飲むには、それなりにこだわっているお店じゃないと難しい。一般的なカフェや喫茶店では、美味しい浅煎りコーヒーを飲める可能性は低いと思う・・

美味しい浅煎りを飲んで欲しい!

といった感じで、浅煎りコーヒーを飲んだことがない人、好きではない人が多いような気がする。そこで僕は言いたい。「是非とも一度は美味しい浅煎りコーヒーを飲んでみてね~!!」って。

美味しい浅煎りコーヒーは、コーヒーの概念をぶっ壊すぐらいの衝撃がある。僕も初めて飲んだときは、「え!?これ、コーヒーなの?信じられん!」って思った。僕のこれまでの、美味しい浅煎りコーヒーを飲んだ直後の感想は、こんな感じ。

美味しい浅煎りコーヒーの味とは

紅茶みたい、ワインの味がする、フルーティー甘酸っぱい、など。さらには、温かいグレープフルーツジュースみたい!って(笑)。

これはもはや、コーヒーではない。全く別の飲み物と言っても良いぐらい。そして、めちゃくちゃ美味い!!

この飲み物、美味しい浅煎りコーヒーを経験せずに人生を終えるなんて、非常にもったいないと思う。是非とも飲んでみて欲しい~!(^^)/

おススメのお店

美味しい浅煎りコーヒーが飲めるおススメのお店は、「ジムランコーヒー」「IMOM COFFEE ROASTERS」など。どちらも名古屋のお店で、僕もよく行くところ。ちなみに、「IMOM」は「イムオム」と読むらしい。

浅煎りコーヒーの淹れ方

もちろん、お店に行かなくても、質の高い浅煎りコーヒー豆を買って、自宅で淹れて飲んでも良いと思う。ただ、さっき話したように、浅煎りコーヒーを美味しく抽出するのは比較的難しいと思うから、僕が以前YouTubeにアップした動画「浅煎りコーヒーを失敗せずに淹れる方法」などを参考にしてもらうと良いと思う。

この動画は、僕が浅煎りの豆でコーヒーを淹れている様子を撮ったもの。最初から最後までほぼノーカット。豆を手挽きミルで挽くところも入ってる。ちなみに、浅煎りの豆は硬いから、挽くのに結構力が要る

この動画の時間は17分半ぐらいと、かなり長いので、お時間があるときにでもどうぞ。(^^)/

浅煎り淹れ方のポイント

この動画でも伝えてるけど、浅煎りコーヒーを美味しく淹れるポイントは、次のような感じ。

  • 抽出量200mlに対して豆は21gぐらい使う(今回20.5gと判明!)
  • かなり粗く挽く
  • 3分台を目安に抽出を終える
  • 不足分はお湯で埋める

まとめ

今回の内容を整理すると、こんな感じ。

  • 浅煎りコーヒー豆の適量を調べたよ
  • 僕にとっての適量は、1杯200ml抽出で、浅煎り20.5g中煎り20.0g深煎り18.5gで、共通して生豆は23.0g
  • 美味しい浅煎りコーヒーを飲むには、質の高い豆を、適切に焙煎して、上手に淹れる必要がある
  • 浅煎りコーヒーの抽出は比較的難しいから僕の動画などを参考に
  • 一度は美味しい浅煎りコーヒーを飲んで欲しい!

ということで、これで美味しくコーヒーを淹れるために必要なコーヒー豆の量が、全ての焙煎度で判明した。この記事も参考にしながら、浅煎りから深煎りまで、美味しくコーヒーを淹れて、素晴らしいコーヒータイムを過ごして下さいね~♪

美味しい浅煎りコーヒーについても話したので、美味しい浅煎りコーヒー未経験の人は、是非ともチャレンジしてね~!ホント、ビックリすると思うよ!(^^)/

【追伸】コーヒー豆の焙煎販売を始めました。僕の焙煎は名付けて「スピリチュアルロースト」。詳しくはこちらのページにて(^^)/⇒「コーヒー豆の販売について」

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