脚長差が生じる2つの理由と解消法
★ふなこしの股関節痛コラム
股関節痛の方からのご相談で比較的多いのが「脚長差」についてです。脚長差とは、左右の脚の長さの差です。
例えば「右の脚が左に比べて短く、真っ直ぐ立てないし歩けないです。靴の厚さで調整した方が良いですか?」といったご相談をいただいたりします。
まず知って欲しいのは、脚長差は3cm以内なら異常とはみなされない、ということです。
実は、左右の脚の長さが全く同じという人は、あまりいません。多少は差があります。
つまり、多少差があっても、人間の体の機能的には問題にならない、ということです。
僕も股関節痛だった右の方が2cmほど短いですが、普段は脚長差を全く感じないですし忘れています。
股関節痛が出ることもありませんし、生活に不自由さを感じることは全くありません。
そして、脚長差の理由ですが、これには次の2つがあります。
- 骨の長さが左右で違う
- 姿勢が崩れている
1については、股関節の変形があまりに激しいと、3cm以上の脚長差になることがあります。
なお、軟骨のすり減りぐらいではそうはなりません。股関節の軟骨の厚さは2~4mmしかないので。
2については、体感上の、見かけ上の脚長差ということになります。骨盤の姿勢が捻じれていたりするとそうなります。
なお、1と2が同時に生じていることもよくあります。
これらの理由で生じた3cm以上の脚長差を解消したい場合は、それぞれ次のことをすれば良いです。
- ⇒靴の厚さで調整する、人工股関節にする
- ⇒姿勢を整える(骨格調整、ストレッチ、正しい立ち方や歩き方の実践)
なので、靴の厚さで調整するのは、基本的には1の理由のときのみです。
2の理由のときに靴の厚さで調整すると、一時的には立ちやすく歩きやすくなったりしますが、崩れた悪い姿勢を助長することになり、根本的な解決にはなりません。
股関節痛を悪化させていき、他の痛みも出るようになってしまいます。また、その靴しか履けなくなってしまいます。
ちなみに、2の理由による脚長差は、僕の施術や歩き方指導で、解消していきます。
ということで、脚長差について正しい知識を知っていただき、無用な不安に陥らないようにしていただければと思います。
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