股関節痛は腰からきていると言われたら知っておくべきこと
★ふなこしの股関節痛コラム
股関節痛を診てもらおうと病院を受診し、股関節の画像検査で特に異常所見が見当たらず、その後、腰の画像検査を行い腰に異常所見があったとき、お医者さんから次のように言われることがあります。
「この痛みは腰からきているかもしれない」
これは、腰の骨や椎間板の変形や、それらによる神経の圧迫によって、股関節に痛みを感じている、という見立てです。
このようにお医者さんから言われると「腰が悪いんだからしょうがない」「腰の手術をしない限り治らない」と思い込んでしまう方がいらっしゃいます。
果たして本当にそうなのでしょうか?腰からの痛みなのでしょうか?
僕はそうは思いません。
痛みが出るのは基本的に、痛みを感じている部位に何らかの異常が起こっているからです。
そして、画像検査で全ての異常を捉えることはできません。
つまり、腰からきていると言われる股関節痛は、画像検査で捉えられない異常が股関節に起こっている可能性がある、ということです。
その異常で多いのが「筋肉のこわばり」です。これは、筋肉に力が入り続けて筋肉が硬くなり血管を圧迫してしまっている状態。
実は股関節痛は、この「筋肉のこわばり」による血流不全で股関節付近に痛みを感じている、ということがほとんどです。
また、炎症が起こっている場合は別として、骨や椎間板の変形があっても、神経が圧迫されていても、痛みは出ません。
なので、画像検査によってこれらが疑われる異常所見があったとしても、それらが痛みの理由になることはまずありません。
したがって僕は「股関節痛が腰からきている」ということは、ほとんどないと思っています。
股関節痛が腰からきているという思い込みは、捨て去った方が良いです。
腰に原因を求めてしまうと、股関節痛を治すには腰の手術をするしかない、ということになりがちです。
そして、全く見当違いな手術が行われ、治るものも治らなくなってしまう可能性が出てきてしまいます。(T_T)
今日のコラムで是非とも知っておいて欲しいのは、股関節痛を治すためには「股関節痛について道理に従った本当のことを知る必要がある」ということです。
これを知らないと、間違った方向、「治る」とは真逆の方向に、どんどん突き進んでいってしまいます。
股関節痛は、あくまで股関節付近の異常によるものです。
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