治すためには筋力で固めずバランス能力を優先に

★ふなこしの股関節痛コラム

昨日のコラムで、正しい体の使い方の原則は「無駄な力を抜いて必要最小限の筋力で行う」とお伝えしました。

これ、要はバランス能力を優先させるということです。力を抜いてバランスを取りながら立つ、歩く、体を使う、ということ。

しかし現代人の多くは、筋肉に力を入れて体をガッチリ固めて立ったり歩いたりしています。なぜなら、その方が簡単だからです。

そうなった理由は、体を使う機会が昔と比べて、例えば江戸時代と比べて激減しているから。

昔は生活や仕事で体を使って動き回ることが基本でした。

素早く効率的に長時間体を使うためには、力を抜いてバランス能力を優先させる必要があるので、必然的にそうしていました。

しかし現代は動き回る必要がほとんどなくなったので、筋肉に力を入れて体を固めるという簡単なことをするようになったのです。

で、それと引き換えに、筋肉のこわばりなどにより、痛みが出やすい不健康な体になっていったのです。

筋力で体を固めるよりバランスを保つ方が、遥かに高度な技術なのです。

ということで、バランス能力向上にチャレンジして、痛みを治していきましょう。(^^)/

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