股関節、腰、膝の痛みを治すために、必ず知っておくべき究極の原因

記事「股関節、腰、膝の痛み、たった3つの基本的な原因と根本的なメカニズム」で、「基本的には、体が傷つき、それを脳が感じることで、痛みが生じます。」とお話ししました。この言葉のように、痛みのメカニズムは、とてもシンプルなのです。

ただ、このメカニズムの中で、股関節、腰、膝の長引く痛みに悩まされている多くの方が、しっかりと認識していない、とても重要なことがあります。痛みの原因の根幹に関わることです。長引く痛みを治すために、必須のものです。それは何でしょうか??

それは、「脳が感じることで痛みが生じる」という部分です。

1.痛みの定義

国際疼痛学会(IASP:International Association for the Study of Pain)という組織があります。この学会は、痛みの治療や研究に関して国際的な活動を行っている、世界的なリーディング学会です。

この学会は1979年に、痛みを次のように定義しました。

「痛みは、実質的または潜在的な組織損傷に結びつく、あるいはこのような損傷を表す言葉を使って述べられる、不快な感覚、情動体験である」

原文は以下になります。

「An unpleasant sensory and emotional experience associated with actual or potential tissue damage, or described in terms of such damage」

この定義の要点は、次のことです。

「痛みは、不快な感覚、情動体験である」

これは痛みを理解し治すうえで、必須の認識です。この「不快な感覚、情動体験」は、どこで生じているのでしょうか??

2.痛みを感じているところ

それは、です。つまり、痛みは、ただただで感じているものなのです!!傷めた股関節、腰、膝で、痛みを感じているわけではないのです!!

もっと言うと、が「痛い」と感じさえすれば痛みが出るので、股関節、腰、膝を実際に傷めているかどうかは、全く関係ないのです!!このことを証明する、よくある現象をご紹介します。

1.「頭が痛い」と感じて病院であらゆる検査を受けても、どこにも異常が見つからない

痛みはあるが、異常はない

2.サッカーの試合中に、実は脚を骨折していたのにも関わらず、試合が終わるまで痛みを感じずにプレーをしていた

痛みはないが、異常はある

このように、痛みの有無と、異常の有無は、関係ないのです。

もっと極端な例を挙げると、幻肢痛というものがあります。これは次のような現象です。

3.事故などで腕を失った人が、ないはずの腕に痛みを感じる

これは、腕がないのに「腕が痛い」と感じているのです。

このようなことから、痛いか痛くないかは、しだいだということが分かります。

つまり、痛みの究極的な原因は、「脳」にあるのです!!

3.ドクターショッピングへ・・・

このことをしっかり認識していないと、「いくら股関節の治療や施術を受けても痛みがちっとも治らない。あの先生はやぶ医者だ!あの先生の施術は全く効果がない!」、「この痛みは一生続くんだ・・・もう死んだ方がましだ・・・」というようなことになってしまいます。

痛みの原因がにあったとしたら、いくら股関節、腰、膝の治療や施術を受けても、全く見当違いのことをしているので、痛みが治らないのも当然のことなのです。

股関節、腰、膝の長引く痛みを抱えている多くの方は、この認識がまずありません。

したがって、どの治療を受けても治っていかないので、様々な病院や治療院を渡り歩く、いわゆるドクターショッピングをすることになっていくのです。

まとめ

痛みの究極的な原因はにあります。この認識を持っていると、痛み治療に対するアプローチ法がもう一段高い視点となり、痛みがより解決しやすくなります。

ということで、この認識は、絶対に持っていて下さい。

繰り返しますが、痛みは、傷めた股関節、腰、膝で感じているのではないのです。で感じているのです。

痛いか痛くないかは、全て「脳」が決めているのです!!


股関節、腰、膝の痛みセラピー
セラピーサロン『Feuno(フーノ)』名古屋
ふなこしのりひろ