股関節、腰、膝の痛みの原因、自ら解消できる基本の2つ

記事「股関節、腰、膝の痛み、たった3つの基本的な原因と根本的なメカニズム」で、痛みの基本的原因は、機械的刺激熱刺激化学的刺激の3つだけとお話ししました。

ということは、これらの原因が解消されれば、股関節、腰、膝の痛みは、基本的に消えることになります。

おさらいですが、それぞれの刺激について簡単に説明します。

機械的刺激とは、つねったり、叩いたり、引っ張ったり、切ったりといった、物理的な変形を加える刺激です。

熱刺激とは、43℃以上の高温や、15℃以下の低温のことです。

化学的刺激とは、体内で産生される特定の化学物質のことで、体の組織が損傷して炎症が生じているとき、組織が酸素不足や栄養障害のときなどに産生されます。この特定の化学物質は、発痛物質と呼ばれています。

これらの刺激がなくなれば、痛みは消えます。

これらの中で、機械的刺激熱刺激については、その刺激から離れれば、刺激を受けずに済み、痛みは消えます。これらは、自分の意思で解消できる刺激です。

しかし、化学的刺激となる発痛物質は、体内で自動的に作られるものなので、自分の意思では解消することができません。しかし、発痛物質を減らして、化学的刺激を解消しやすくすることは可能です。そのポイントは、次の2つです。

1.自然治癒力を高める

2.血流を良くする

それぞれについて説明していきます。

1.自然治癒力を高める

発痛物質は、体が傷ついたりして炎症が起こっているときに作り出されます。その炎症を治めるのは、自分自身に備わっている自然治癒力です。

この自然治癒力が低いと、炎症はなかなか治まらないので、発痛物質は出続けて、痛みもなかなか消えていきません。

反対に、自然治癒力が高いと、炎症は速やかに治まっていくので、発痛物質は速やかに消失していき、痛みも速やかに消えていきます。

2.血流を良くする

発痛物質は、炎症が起こっているときだけではなく、体の細胞が酸素不足や栄養障害のときなどにも作り出されます。

この酸素不足や栄養障害に陥る原因は様々ありますが、中でも重要なものは、血流不全です。

血流が悪いと、細胞に必要な酸素や栄養素が届きにくくなってしまい、酸素不足や栄養障害に陥りやすくなります。

ですので、血流を良くすると、酸素や栄養素が細胞に届きやすくなるので、発痛物質の産生を抑えることができるようになるのです。その結果、痛みも消えていきやすくなるのです。

では、血流不全の原因は、何でしょうか??

2-1.筋肉のこわばり

血流不全に陥る原因も様々ありますが、中でも重要なものは、筋肉のこわばりです

筋肉のこわばりとは、筋肉が硬くなっている状態のことです。肩こりのような状態のことです。

筋肉の中や周囲には、たくさんの血管があります。その筋肉がこわばっていると、れらの血管を圧迫して潰してしまいます。

すると、血管は細くなるので、その部分よりも先の血流が悪くなってしまいます。

そのため、その血流が悪くなってしまったところにある細胞は、酸素不足や栄養障害に陥り、発痛物質を作り出すのです。そして、痛みが出るのです。

実は、この痛みそのものが、さらに筋肉をこわばらせてしまうのです。

筋肉のこわばりの原因については、記事「股関節、腰、膝の長引く痛みの本命、筋肉のこわばり4つの原因」でお話ししています。

2-2.痛みの悪循環

したがって、ひとたび筋肉のこわばりができると、発痛物質が出続けるという痛みの悪循環に、陥りやすくなってしまうのです。

この痛みの悪循環を図に示すと、次のようになります。

筋肉のこわばりは、このような痛みの悪循環への引き金になるので、血流不全の原因として重要なものなのです。

以上のことから、筋肉がこわばらないようにし、血流を良くしていけば、発痛物質を産生させにくくすることが可能で、痛みが消えやすくなります。

痛みの悪循環については、記事「股関節、腰、膝の痛みの悪循環と、それを強化する3つの要因」で詳しくお話ししています。

まとめ

痛みは、3つの基本的原因、機械的刺激熱刺激化学的刺激が解消されれば、基本的に消えます。

機械的刺激熱刺激については、その刺激から離れれば痛みは消えます。

化学的刺激については、自然治癒力を高め、血流を良くしていけば、痛みは消えていきます

血流を良くするためには、筋肉がこわばらないようにすることが、とても大切です

股関節、腰、膝の長引く痛みに主に関係しているのは、化学的刺激です。

ですので、長引く痛み解決のために、自然治癒力を高め、筋肉がこわばらないようにし、血流を良くしていきましょう!!(^o^)/


股関節、腰、膝の痛みセラピー
セラピーサロン『Feuno(フーノ)』名古屋
ふなこしのりひろ