理学療法士は痛みを治せない??「部分」と「全体」の視点

この記事は、記事「股関節痛を自分で治すチャレンジ開始!試行錯誤の日々」の続きです。

1回指導を受けただけでは体得できない

東京のセラピストが、名古屋からは近くなる大阪で出張セラピーを行うことを知り、再度指導して頂こうと思い、3月30日に大阪でセラピーを受けました。

そこでの彼のお話をまとめると、どうやら私の歩き方は、歩いている姿勢(見た目の姿勢)は悪くなかったのですが、筋肉の使い方が良くないということでした。

お尻の筋肉、大殿筋とよばれる筋肉を、十分に使えていなかったようです。

前回のセラピーでも大殿筋をよく使うように指導されていたのですが、使い方を若干間違っていたようです・・・。

彼は、大殿筋をしっかり使えるように、骨盤の動きを利用したエクササイズを教えてくれました。

そのエクササイズをその場でやってみると、まったく上手くできませんでした。(>_<)

大殿筋を使えていない証拠です・・・。

彼もこのエクササイズは、最初は上手くできなくて、練習をしてようやくできるようになったとのことでした。

大阪から名古屋への帰り道、教えてもらったことを意識して、大殿筋に少し力を入れながら歩きました。

教えてもらう前より、なんとなくしっかり歩けている感じがありました。

右脚と身体が、少し繋がったような気がしました(笑)。

成果に対して疑問が浮かぶ

この骨盤のエクササイズ、暇をみつけては行っていました。

1週間ほどでコツが分かってきました。

最初は壁に手をついてなんとか出来ていましたが、慣れてくると手ぶらでも出来るようになりました。

それとともに、大殿筋を使ってしっかり歩くことも出来るようになり、以前に感じていた“ギクシャクした感じ”はなくなっていきました♪

早歩きもできるようになり、痛みもさらに軽くなっていきました。(^^)

「それにしても、なぜ大殿筋を使うと痛みが軽くなり、しっかり歩けるようになったのだろうか・・・?」

私はこのとき、理学療法士として2年間急性期病院で働いていましたが、学校や職場で学んだ知識だけでは、答えが出ませんでした。(>_<)

そこで、私の友人が勤めている病院のリハビリテーション科の技士長さん(理学療法士)に、お話しを伺おうと思いました。

一般的な理学療法士にはない視点

この病院でのリハビリは、ある一部の障害に対しても、身体全体を診ていく(例えば、肩に痛みがある場合でも、下半身の姿勢も診ていく)方針でリハビリを行っており、多くの成果を上げています。

4月5日に、この技師長さんのお話を聞かせて頂くことができました。

技士長:「例えば、ある仕事を4人で行うとしましょう。」

「4人でやっとカバーできる仕事です。」

「ここで、1人が何らかの事情で働けなくなってしまうとしましょう。」

「すると、残りの3人で仕事をカバーしないといけなくなり、それぞれの負担が大きくなってしまいます。」

「やがてその3人の誰かが疲労で身体を壊してしまいます。」

「そうなると、仕事が滞ってしまいます。」

「あなたの股関節ではこういうことが起きていたのではないでしょうか?」

:「なるほど!大殿筋が働けなくなってしまい、その他の股関節の筋肉に大きな負担がかかり、筋肉を傷めたり、正しい歩き方ができなくなったりして、股関節を痛めてしまったというストーリーが考えられるんですね。」

この技士長さんのお話を聞いて、健康にとっての正しい姿勢、歩き方のヒントは、ここにあるのだと感じました。

理学療法士が学校で学ぶ内容は、西洋医学に基づいたものですので、障害のある「部分」に焦点を定めて、その細部を調べて治療する、といった内容がほとんどです。

しかし、人間の体は、「部分」だけで成り立っているものではありません。

それぞれの「部分」が関係し合って、「全体」として成り立っているものです。

私はこの技士長さんのおかげで、人間の体を理解するには、「全体」の視点が必要だということに、初めて気づくことができました♪♪(^^)/

続きは、記事「痛み患者の心理に配慮しない医師もいる」


股関節、腰、膝の痛みセラピー
セラピーサロン『Feuno(フーノ)』名古屋
ふなこしのりひろ